本年は恒例の観光協会さん主催の迎光祭ではなく、薬王院さんの祈祷祭と言う形で執り行われました。事前には中止もささやかれておりましたが、昨年は震災や多くの天災

などに見舞われた事を踏まえお祈りをしない訳には行かないと言うことで薬王院さん主催の祈祷祭になりました。中止の背景には様々な理由が出ておりましたがどれ一つとっても

釈然としない理由ばかりで、このまちはどこに向かって進んでいるのだろうか？と、昨今問われている行政の舵取りに対する不安に拍車をかけるようなスタンスでした。

ま、何はともあれ例年通りのお役目を仰せつかり山頂に到着。例年ですと観光協会さんのアナウンスにより国歌が流れ、その演奏に合わせて隊員が国旗を掲揚するのですが

今回はアナウンスなしと言うことで、日の出の具合を見ながら揚げる事となったのですが、タイミングを計っていると祈祷が終わり祭壇の撤収が始まってしまいました。

慌てて隊員に指示を出すと国旗が見当たりません。いつもならポールに国旗が縛り付けてあるのに…　　　手近な関係者に聞くと「今年は国旗も無しだよ。聞いてないの？」

と言われ愕然と…　何ともグダグダな…ぼやいても始まらないので気を取り直し恒例のゴミ広いに取り掛かります。相変わらずこの日ばかりはもの凄い量のゴミが散乱します。

ま、かつてよりかは大分少なくなってはいるのですが…　10年ぶりに参加された先輩が思わず「ゴミ少ないねぇ…」とひとこと。ここ数年しか知らない人には耳を疑う一言ですが

実際に昔はとてつもないゴミの量でした。私も幼少期に山頂と言えばゴミ捨て場＆ごみ焼き場があり汚いイメージしかありません。きれいな高尾山を維持していけるのはひとえに

来山者のモラル向上に他なりません。これからは、この元日のゴミ拾いも必要ない様な山になって欲しいと思います。

薬王院さんによる祈祷

この時点では日の出は絶望的でした

…が！粘りに粘って何とかお日様を拝むことが！

高野新委員長・齋藤新理事長・川上隊長

残念ながら今年もこんなにたくさんのゴミが！

下りでは消防庁のレスキューがけたたましくサイレンを
鳴らし救助に走り回っておりました。