今回の縦走は昨年企画し、入念なコース下見を行って準備万端整えていたのですが、まさに一年前のこの日、東日本大震災が発生したため中止となった企画のリベンジです。 今回改めて地震による影響が無かったか確認をした上で、予定通りのプログラムを行いました。コースは八王子城址から登り、山頂付近の八王子神社で休憩。 そしてアップダウンを繰り返しながら富士見台を目指します。本来なら尾根伝いに高尾山を目指し、小仏城山方面から高尾山に入りたかったのですが、そのコースではあまりにも 時間がかかるので一旦、木下沢(こげさわ)に下りて改めて日影沢から高尾山に登るというものでした。この日は外部ボランティアの方に多くお集まり頂き皆さんの紹介などをしているうちに スタートが30分遅れてしまいました… しかし焦ることなく序盤は女子分隊を先頭にゆっくりペースで登り、まずは山頂を目指します。予定通りの八王子神社で休憩をとりながら 八王子神社と八王子市の由来の一説を披露。大学生達も“なるほど!”とうなずいていました。ここからは急勾配を登ったり下ったりの連続で難所続きです。それでも良いペースで進み想定 通りの所要時間で富士見台に到着。その名の通り富士山が一望できるポイントなのですが、雲に覆われ姿を拝むことは出来ませんでした。ここで休憩がてら、本日のメインイベントを説明。 ここを過ぎしばらく歩くと沢下りのコースとなります。その入口はかなりの斜度で鎖場となっております。鎖場とは予め鎖や、ロープが設置されており、それを伝わないと登ったり下りたり出来ない 場所のことです。やはりここにもロープがあり今回は下りで通過するのですが、設置されているロープは使用せず、各自のロープを使用すると言う企画をたてました。日頃様々なロープの結び方 を練習しているのですから、実用しない手は無い!と、提案。まずは、@各自のロープに【連続玉結び】を施します。これは結び目の玉が伝うときのグリップになります。 その次はA各自のロープを【本結び】で分隊ごとに1本のロープに連結します。最後はB1本になったロープを下り口の木に【もやい結び】でしっかりくくりつけ下りていきます。 次の分隊の先頭が、前の分隊のロープをほどいて持って下ります。その繰り返しで次々とロープをリレーして行きます。しか〜し!
ここで大誤算。ロープを結ぶのに時間がかかりすぎました。 早い隊員と遅い隊員の差がけっこうあり、日頃の練習では手際よく出来ているのに何で?と、首をかしげたくなるばかり… それでも何とか全員が用意し分隊ごとにロープを持って目的地へ 向かいます。到着し、女子分隊から順調に下りて行き、さぁ男子分隊となったら、またまた大誤算
せっかくつなぎ合わせたロープをいざ使おうと出したら、グチャグチャこんがらがってしまい ほどくのに一苦労。女子はそんな事なかったのに男子は軒並みアウト! お陰でさらに時間が遅れてしまい、下り終わった時点で予定時間から1時間遅れになってしまいました。 コースの途中に、適度に開けている所が見つからずもともと昼食の時間をPM1:30〜PM2:00くらいと遅めに見ていたのにどんどんおそくなって行きます。当然隊員たちは『お腹すいた〜
』 と ぐずりだします。もちろん大人もお腹は空きます あめ玉や、チョコレートなどで騙し騙し進みようやく昼食場所へ到着!遅れは挽回できずきっかり1時間遅れで… しかし、予定の昼食時間を短縮し、しっかり燃料補給をして再び出発します。日影沢から『いろはの森』を抜けるコースはみんな歩きなれたコースですが、難所続きを知っているだけに 気分は晴れません。。。(´・`) 結局、当日の天候次第、とペンディングになっていたコースも『いなり山コース』とし高尾山道本線に入ります。 それまで八王子城址からズッと歩いてきてほとんど人と行き交うことは無かったのですが、本線に入ったとたん大勢の登山者と行き交いました。雨が降った後だったので道はひどいぬかるみ様で 例外なく靴をドロドロにしながら下りました。悪天候の後だったので道の状況は誰でも想像できたとは思いますが、登ってくる若いカップル達の中にはおよそ考えられない靴や格好で登ってくる 人たちを大勢見ました。そんなこんなでパラパラと雨が降り始めたころやっと下山。ところが!あれほど遅れていた予定も下山到着時間がナント!驚きの5分遅れでの到着! どこでこんなに詰まったかは良く分からないのですが… 結果オーライと言うことで 
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